1月20日生まれの方の場合はその年によって水瓶座になる場合もあれば、やぎ座になることもあります。
その理由はなぜなのでしょうか?
ここでは星座の決め方をご紹介すると共に、西暦ごとの水瓶座の始まりの日付をご紹介します。
1月20日生まれの人の星座は何座?星座の日付の決まり方について
まず星座の決め方は、春分点が基準になります。
その春分点については以下の図をご覧ください。
上記の図は星空を天球に見立てたものに、
太陽の見かけ上の通り道である黄道と、
地球上の赤道を天球上まで延長したものになりますが、
図のように黄道と赤道は1年のうちで2度交わることになります。
このうち一方を春分点、もう片方を秋分点と呼びますが、
この春分点は星座の「おひつじ座」の始まりになります。
この春分点を基準に30°ずつ区切られたのが星座ごとの期間で、
上記の図のように「水瓶座」は太陽が「春分点から300°の位置」に来た時から始まり、
次の「うお座」は太陽が「春分点から330°の位置」に来た時からになりますので、
それまでの期間が「水瓶座」の期間になります。
(春分点から30°ごとに星座の期間を区切る以外にも星座の期間の分け方がありますが、
西洋占星術ではこの分け方が一般的なものになります。)
水瓶座の最初の日付が変わる理由
また水瓶座の初日は太陽が春分点から300°の位置に来た日になりますが、この日付は変動があります。
これは地球が太陽を一周する時間が365日ちょうどではなく、約365.242日かかり、
365日と6時間弱かかるためで、
そのため春分点も300°の位置も毎年6時間ずつ後ろにズレていくことになります。
ただうるう年には1日増えますので、うるう年にはそれらの位置は、
前倒しの24時間-後ろ倒しの約6時間=約18時間の前倒しになり、
これらのズレにより春分点や300°の位置が日付をまたぐことで水瓶座の初日が変わることになります。
(厳密には1月20日は2月29日以前の日付ですので、うるう年の翌年に約18時間の前倒しになります。)
西暦ごとの水瓶座の始まりの日付は?
また先ほど水瓶座の初日が変動することをご紹介しましたが、
以下の表が西暦ごとに太陽が春分点から300°の位置になる日付で、
それぞれの年で水瓶座はこの日付から始まっています。
1961年-1月20日 | 1981年-1月20日 | 2001年-1月20日 |
1962年-1月20日 | 1982年-1月20日 | 2002年-1月20日 |
1963年-1月21日 | 1983年-1月21日 | 2003年-1月20日 |
1964年-1月21日 | 1984年-1月21日 | 2004年-1月21日 |
1965年-1月20日 | 1985年-1月20日 | 2005年-1月20日 |
1966年-1月20日 | 1986年-1月20日 | 2006年-1月20日 |
1967年-1月21日 | 1987年-1月20日 | 2007年-1月20日 |
1968年-1月21日 | 1988年-1月21日 | 2008年-1月21日 |
1969年-1月20日 | 1989年-1月20日 | 2009年-1月20日 |
1970年-1月20日 | 1990年-1月20日 | 2010年-1月20日 |
1971年-1月21日 | 1991年-1月20日 | 2011年-1月20日 |
1972年-1月21日 | 1992年-1月21日 | 2012年-1月21日 |
1973年-1月20日 | 1993年-1月20日 | 2013年-1月20日 |
1974年-1月20日 | 1994年-1月20日 | 2014年-1月20日 |
1975年-1月21日 | 1995年-1月20日 | 2015年-1月20日 |
1976年-1月21日 | 1996年-1月21日 | 2016年-1月21日 |
1977年-1月20日 | 1997年-1月20日 | 2017年-1月20日 |
1978年-1月20日 | 1998年-1月20日 | 2018年-1月20日 |
1979年-1月21日 | 1999年-1月20日 | 2019年-1月20日 |
1980年-1月21日 | 2000年-1月21日 |
終わりに
星座の初日が徐々に前倒しになってはいますが、これがずっと続くのでしょうか?
実はそういうわけではなく現在の暦では4年に1度「うるう年」が入りますが、
実はそのうち100年に1度は「うるう年」を入れないことになっています。
(西暦1900年など、100年単位のキリの良い年にはそうなります。)
その時には途中でご紹介しましたが、
約6時間の後ろ倒しが××97年~××03年まで7年続くことになりますので、
その際に星座の初日はグッと後ろ倒しになることになります。
でも2000年の後では星座の初日は後ろ倒しになっていません。
複雑なのですが100年に1度は「うるう年」を入れないのですが、
400年に1度は「うるう年」を入れることになっていますので、
400で割り切れる2000年には通常通りに約18時間の前倒しになっているんです。
また厳密には太陽が春分点から300°の位置を通過した時刻からが水瓶座になりますし、
生まれた場所も加味することにはなるのですが、一般的にはそこまで気にする必要はないように思います。
またこうして見てみると水瓶座の始まりの日付は1月20日だったり21日だったりと、かなり変動がありますが、
1月20日になることが徐々に少なくなっています。
上記の期間ではあまり始まりの日付に変動がない星座もありますが、
誕生日が星座の境目になる方はどちらの星座か気になることだとは思いますので、
こちらのデータを参考にしていただければと思います。